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第26回『人工呼吸管理された患者さんの気管挿管によって生じる問題🚨』まとめ

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2020.05.13

第26回『人工呼吸管理された患者さんの気管挿管によって生じる問題🚨』まとめ

 

獣医麻酔集中治療に関する論文紹介です!

Critical Care Medicine. 46(12):2010–2017, DECEMBER 2018

「人工呼吸管理された患者が、気管挿管によってどれだけ喉頭傷害や上気道に問題を生じているか」 を調べた研究でした。  

喉頭傷害 83%

中等度~重度傷害 13-31%

     

その内訳は、

発声障害 76%

痛み 63%

かすれ声 63%

嚥下障害 49%

まず最初に、気管挿管刺激って痛いのをご存知ですか❓😵ミラー麻酔科学だったと思いますが、皮膚切開よりも痛いそうですよ🤭

顎が開く様になったら挿管トライ❗️という風景をよく見ますが、その時心拍と血圧が跳ね上がっているのをご存知でしょうか🙄

また、挿管後に咳をさせてしまい、ものすごい胸腔内圧にしちゃっていませんか❓これを当たり前にしてはダメです‼️🙅‍♂️

なぜか?

注意する合併症に

気胸

脳圧亢進

   

などがあるからです💨何度か痛い目に遭遇しました…

挿管に必要なものは、

①十分な酸素化と換気

②意識の消失

③鎮痛

④適度な筋弛緩

が必要です。つまり手術と同じ条件です‼️ さて、次は抜管ですが、これは極めて難しい手技ですね…未だにうまく出来ません🤔

挿管と抜管は別物ですね、完全に。

短頭種や猫でたまに喉が腫れてしまって抜管できなくなる症例がいます😥

抜管時の注意点としては、

①吸入麻酔薬が抜けている

②ルームエアー、もしくはFiO2:0.4でSpO2維持できる(酸素室などの限界くらい)

③安定した呼吸様式

この3つです。どれも重要ですが、③は特に重要だと思います☝️

気をつけるべきは吸気努力…つまり上気道閉塞ですね🚨上気道閉塞の患者さんに酸素を無理やり嗅がせたらSpO2上がることがあります💦もちろんある程度通っている上気道閉塞の場合です。

ただ、この場合、呼吸努力ができなくなった瞬間に…となります😵😵

つまり、「抜管したあとの呼吸様式」は極めて重要ということですね‼️

私の中では、

SpO2<呼吸様式

です‼️

抜管したあとに吸気努力の場合は、舌を牽引してサポートか、ダメなら再挿管ですね😥

そしてどうするか…状況にもよるのですが、私の場合は、腫れが簡単に引くのであれば、引くまで挿管して待ちますが、 例えば腫瘍とか炎症波及してしまい、時間がかかると判断した場合は、迷わず一時気管切開です👨‍⚕️

動物と獣医師にとって快適な選択を考えるのも大切ですよね☝️

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