2022.04.24
教育の本質ってなに??
そもそも誰に教育を受けるかで、人の人生は結構変わるよねって最近よく思います。
そして教わる人が、どの層(段階)にいるかで、教育者の良し悪しが変わるのも事実です。
先日、大学6年生とお話しする機会があったのですが、私の麻酔を見て、アトロピンを前投与しないのかという疑問があったそうです。
私は必要があればアトロピンを使うだけで、ルーチンで投与していません。無意味だと思ってるからです。
でも、大学では前投与としてアトロピン投与するように教育されているようです。
ここで!!
教育についてです。
以下同様の教育ですが、どちらが教育でしょうか?
①アトロピンは副交感神経を遮断するから心拍数増加します。副交感神経が優位になりがちなのは、侵害遮断が不十分・低酸素や低換気などがあります。特に気管挿管は強い侵害が加わるので、喉頭鏡使うときに迷走神経緊張強くなることあったから、アトロピンを使う人が多かったかもしれない。だけど、私の麻酔は十分なプロポフォールと鎮痛を行うし、マスク換気で酸素化と換気をするから、あまり心配がないのです。だから、アトロピンをルーチンで投与はしない。場合によっては頻脈になっちゃう症例もいるからね。
②麻酔の時は導入10分前にアトロピンは投与すべきもの
どちらが、良い教育なんでしょうかね?笑
私が①、大学は②だそうです(全ての人がこういった説明してるわけではないと思いますが)。
学生は、麻酔前にはアトロピン投与すべきものと教育されていますが、理由はわかっていませんでした。
他の方と話した時は、血圧低い時はイソフルラン下げることから始めないとダメと習いました!(学生は素直すぎてかわいそう笑)
など😅
教育するって、何なんですかね?
学生には理解できないから、表面だけ話してるのか(だとしたら教育って本当何?😅)、そもそも教える側の質の問題なのか…
大学のやり方がベストと思っている若い獣医師との会話は、疲れます笑
○○先生は、こう言ってました!
こう習いました!
こういう時は、こうだ!って習いました!
たぶん、テストはできるんだろうなぁと思いながら、教える側の質に切り込んでいきたいけど、言ってもわからないだろうなぁ…