2022.05.08
獣医師としての仕事について今一度考える
さて、ゴールデンウィークが終わり、いつもの日常に戻りましたが、久々に休みらしい休みを頂き、定山渓温泉でのんびり本読んだりしていました。
今の私は獣医師であり、経営者でもあるのですが、1人の人としての在り方、また獣医師としての在り方を今一度考え直す時間ができた貴重な時間となりました。
私の人としての行動の原理原則は、人から尊敬されること、人の役に立つことですが、理念としては大切な人を大切にして、大切な人の大切な人を大切にする、という考えのもと、いくつかの行動規範があります。
たとえば、よく笑い、よく感謝し、よく人に与える、などです。
でも、まだ怒りっぽかったり、瞬間湯沸かし器的な要素もあるので、まだまだなのです。
自分の型に嵌め込んで人を評価しようとするあたりは、未だに最低なところです。
では、
獣医師としては、どうだろうか。
ほんの2〜3年前までは、エビデンスだの、正しい獣医療だの、理想論ばかりでした…が、これは今でも私の獣医師として最低限必要な考えだと思ってます。
飼い主に寄り添った、飼い主とその動物にとってのベストを、のように謳った表現をみますが、これはエビデンスだの、正しい獣医療の数をたくさん持っている獣医師が発言して初めて成り立つ表現だと私は思っています。
あくまでも、「私の考えです」
選択肢を10個提案できる獣医師と選択肢を3個しか持っていない獣医師、人としての優しさに差がないとすれば、どちらが飼い主様に寄り添った治療ができるかは明白です。