2020.09.06

第74回 循環管理に必要な基礎知識②

まず大前提の復習として、

 

血圧について考えてみます

 

 

 

血圧=心拍出量×全身血管抵抗

 

 

 

です

 

 

そして、

 

 

心拍出量=心拍数×一回拍出量

 

 

であり、

 

一回拍出量は

①前負荷

②後負荷

③収縮力

で規定されています

 

 

<症例>

 

健康な1歳齢 未避妊雌のspay

 

絶飲時間8時間、絶飲時間1時間

 

元気食欲あり、血液検査異常なし

 

 

フェンタニル3㎍/kg ivおよびプロポフォール6mg/kgで導入

 

酸素イソフルラン

 

挿管後、モルヒネ1mg/kg im、メロキシカム0.2mg/kg sc

 

疼痛反応を認めた場合は、フェンタニル2㎍/kg iv

 

 

 

導入後、心拍数110bpm、血圧55mmHgとなった

 

 

 

さぁ、考えていきましょう!

 

①血圧低下の原因は?

 

心収縮力の低下および血管拡張

 

 

②手術の影響?

 

まだ始まっていないし、手術も血行動態を変化させるような操作はない

 

 

③使用を考慮する昇圧剤

 

心収縮力増加:エフェドリン、ドパミン、ドブタミン

 

血管収縮:高用量ドパミン、ノルアドレナリン、エフェドリン、メデトミジン

 

 

などが選択肢になるが、犬での血管収縮薬に分類された薬剤が本当に血管収縮作用があるかは不明である。

 

あ、これはもちろんその作用はあるが、どの程度の血管収縮作用があるか不明ということです。

 

 

 

この辺の詳しい話はVESコミュニティでしましょう!

 

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この症例の場合、手術時間から考えても、私ならエフェドリンを使用します。

低用量メデトミジンも良い選択肢かもしれませんね!